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第13話 私が幸せになる方法を、私は知らなかった

last update publish date: 2026-09-06 13:16:13

第13話 私が幸せになる方法を、私は知らなかった

「カエルが子供の頃、木から落ちて泣いた話から聞きたいです」

「その話はしない」

「では、何の木だったのかだけでも」

「言わない」

「どうしてそこまで嫌なんですか。二百年以上前の話でしょう?」

「二百年以上前でも私の失敗であることに変わりはない」

「子供が木から落ちるくらい、失敗のうちに入りませんよ」

「私は竜だ」

「それが?」

「飛べる」

ミオは一瞬黙り、それから堪えきれずに笑った。

「なるほど。飛べるのに木から落ちたんですね」

「だから話したくなかった」

夜もかなり深くなった頃、ミオの私室には小さな笑い声が広がっていた。

机の上には、厨房から分けてもらった蜂蜜入りの焼き菓子と、香りの穏やかな薬草

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